北村耕治の雑記

あいつの名前はなんだっけ

すえびがやめられず、後先考えずに飲み続ける。

これはまずいねと冗談まじりに話していたのが、いよいよ本当らしくなってきた。
一応本来の目的があるので、そろそろ出発したほうがいい。

ここで常連が煮魚を頼んだ。
なんという名前だったか、鯛の仲間らしい。
身離れがよくてうまいよと店主がいう。
脊髄反射的にひとつ頼む。

なるほど。
確かに身離れがよい。

鯛1

なにこれ、うま。
骨まで食べられないかとたずねると、さすがに鯛なので骨が硬いからやめておけという。

鯛2

うん。

鯛3

肝がほろ苦くてとてもよい。
ビールをもうひとつ頼んだところで肩をたたかれた。

振り返ると常連が携帯電話で写真を見せてくる。
手塩にかけて育てた桃がカラスにかじられて困っているという。
ひとつ、カラスを育てていると思えばどうですかといいかげんな返事をする。
笑ってくれてよかった。
私だったらムッとするかもしれない。

カラスの肉は意外とうまいらしいといったくだらない話をする。

いよいよまずい時間なので店を出た。

それにしても、船着き場にあんな店があったらよくないと思う。
そこから先に行く気がしなくなってしまうもの。

鯛4

福岡、能古島にて。